見える恐怖

 

 

 

全く文章を書かなくなった。

自由に思うがままに書くことが無くなったという方が正しいかもしれない。

1年前までは溢れ出して止まらない、自分の言葉を形にしないとダメだ!と思っていたけれど、いざ本業にしようと一から学ぶと言葉の使い方が「正しい」と「間違っている」に分けられるから、適切な量で適切な文章を取り出すことを一番に考えるようになった。

 

自分の感性や、繊細な言葉のやわらかさを保ちながら文章を書く、そしてそれを仕事にするということの難しさを改めて感じている。

それは本当に才能のある人か、コツコツ発信できる人でないと中々難しいのだ。それ以外の人は、「私的な感情」は応用編にしかならない。

 

 

つまらなくなったわけではない、

不安定な言葉が、講師によって正されていくのは心地よい。評価される時はとてつもなく不安に陥るけれど、いざ指摘されると冷静になれる。

ちゃんと形になっていけるんだというささやかな肯定感が、社会の一部に参加出来ているような安心感までもを生み出している。

 

社会の一部になりたいだなんて思ったこと一度もないはずなのに、そう考えざるを得なくなったのは、私ももう21で、周りの子がみんな就活を始めていることが関係している。

今になって大学を中退した自分の選択に、甘く見ていたのかもしれないという後悔に似た感情が湧いていて、それは周りと比較することによって感じる「焦り」であり「正しく道を歩まなければならない」という強迫観念から来るものなのかもしれない。

だから、私は少しずつ「正しさ」を摂取することで安心感を得ているのだと思う。

 

 

 

1年前は死ぬか生きるかギリギリのところで彷徨っていたなと思う。毎日形のない不安に押しつぶされそうになり、見えない声に罵倒されている気持ちで布団の中に閉じこもっていた。

 

このまま大学に通ったら死んでしまう、とあの時は思ったのだ。あの時の私を軽くあしらいたくない。ちゃんと生きるための選択をしたじゃないか、

 

それでもお金の事とか、親のこととか、滞るべきところに滞っているものは沢山あって、今はそれをひとつひとつ解消していくために動いている。

 

 

バイトの面接に行った帰り道から全てが怖くなって辞めてしまった日、私はもう一生だめなんだと思った。

それでも今、週3.4でフルで働けている。

大丈夫になる日はちゃんと来る。

 

 

まあでも今大丈夫かと聞かれたとしたら、それは素直に頷くことは出来ない。

実際やることに追われて毎晩情けなく泣いている。それでも手は動かしていて、1年前の私が感じていた恐怖とはまた別の恐怖を今感じている、それは成長についてくるものだからと自分を慰めている。

 

現実だとか社会が目の前にいて、

前の私はそこからもっと遠く離れた場所で恐れていたけれど、今は目の前にして、ちゃんと目を開きながら見える恐怖と戦っている。

 

もう半年も自傷はしていない。

全て投げ出したくなっても、もう投げ出せない責任がある。正直それは苦しいけれど、生きている限り仕方の無いことだと思う。

 

早く自分に力をつけたい、

そのための今を味わっているだけだから。

 

稼ぎたいな、

私の大丈夫を私で作る。

 

 

 

 

 

200309のSUGAさんへ6つの言いたい事。

 

 

 

#HappySugaDay

 

 

 

 

 

30日チャレンジに手を出したものの日を迎える度に重々しくなってしまいちゃんと終えることが出来なかったので、ユンギさんの誕生日というこの大切な日にちゃんと締めくくろうと思う。㉔から!

 

 

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(㉓までのツイート一覧はこちら↓↓↓)

 0 on Twitter: "#30DAYS_YOONGI_CHALLENGE 30日は置いといて(謝罪)自分のペースで呟くことにする〜… "

 

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㉔ ユンギさんに聞いて欲しい曲

 

何度も言ってるけれど

〇27/SUPER BEAVER

 

ロックスターは死んだ まだ僕は生きてる

母が僕のことを産んだ 幾つのことだっけ

少しずつ追いついていく 少しずつ追い越していく

優しい人でいたいな 大人になったんだ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

この世の終わりと思った別れもあったな

もはや終わればと思った挫折もあったな

でもまだ終わっていなくて

まだ終わらせてはいなくて

笑い話にできた時 大人になったんだ

 

 

 

㉕ユンギさんの気になる点1つ

 

健康にしてる…?風邪引いてない…?とか主に身体の面で心配してたけれど、本人が一年に一回風邪引くか引かないかといっていたので安心。

 

あとピアス3連をもう一度見たい…!という密かな願望。最近ひとつだけが多いような。ピアスがシンプルになっていくに連れて何となく雰囲気が柔らかになっていくような気がしてそれはそれで嬉しいけど〜〜!(全肯定)

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㉖ユンギさんの言葉で一番記憶に残っている言葉

 

 

「日が昇る前の夜明けは暗いけど、皆さんが眺める星は夜だけに輝くんです」 _vlive 191214

 

 

コラボ曲でもこのフレーズがあったけれど、ユンギさんの言葉には一貫性があるからこそとても信頼している。自分を通してこちらに伝えてくれるから、貴方から見える世界がそうならばクソッタレな世の中でも「もう少しだけ」を選択しようと思える。

真っ暗な場所に青い光が一筋だけ差し込んでいるようなそんな言葉ばかり。

ユンギさんの誠意が好きだ。

 

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㉗ユンギさんを好きになって1番幸せだった瞬間

 

 

基本ずっと幸せだし、コンサートやペンミ等の生で会えた時も幸〜ってなるけれど(ただ距離の遠さを実感し死ぬというリスクはある)

1番はやっぱり曲が出た時……。

新しいラップラの曲が出た時はもうほんとに幸せに満ち溢れる。땡が出た時は過去一発狂したかもしれない。ミクテ2が出るみたいなのでその時はもう死んでしまうね(そうですか)

 

 

 

 

 

 

㉘ユンギさんに一番感謝していること

 

 

 

「曲を作りそれを公表してくれてありがとう」

「それをここまで続けてくれてありがとう」

という感謝が一番大きい。

日々の慰めとなり心の支柱となり、時に矛になってくれるSUGAとAgustDの曲がなかったら確実に今の私はいなかったであろう。もっと暗いところで浅い息を繰り返しながら何となく生きて何となく死にたいなあと思っていたはず。

 

彼の曲を聴くと、希死念慮も全部エネルギーにしてやろうと思わせてくれる。彼自身の怒りや呆れや見えない涙がわたしのぽっかり空いた虚しさにすうっと入ってくる、それは痛いくらいにまっすぐな言葉を吐き出す彼の勇気があってのこと。あなたの弱さを内包した強さに憧れている。

 

 

 

 

 

 

㉙自分にとってユンギさんとは

 

 

 

憧れであり好きな人、この先も報われ続けてほしい人、人生のひとかけら、とか色々あるけれどどの言葉もいまいちしっくり来ない。

ユンギさんはユンギさんで、私の知らないところでまた今日も生きることを選択してご飯を食べ眠りについている、その事実を考えるだけで心が安らかになるそんな人。大切に思ってるよ、セラピーか????(大丈夫??)

 

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㉚最後にユンギさんに伝えたいこと

 

 

 

年々柔らかになっていくようにみえるのは何故だろう、ARMYの前でのシュガさんしか知らないからそう思えるのかもしれない。お互いが苦しい時に柄にもなく少しおちゃらけてみたり、不安が強い時安心する言葉をくれるのはいつもシュガさんの様な気がするよ。

 

自分の影を見つめる事はもう苦しくないですか?避けることも嘆くこともなく「ただただ一緒にあるものだ」と言葉に出せるシュガさんを見ると何故かAgustDを思い出してしまいます、

あなたの心情の変化を曲を通して聞けること、とても怖いけれどとても嬉しい。新曲が出る度にどれだけの強さがあればここまでこれるんだろう?と息が一瞬止まりそうになる、自分の過去や感情を作品にするという覚悟と決意が私にとって、そして誰かにとってのお守りとなっています。

 

 

吐き出した言葉を利用してしまうこと、ユンギさんは「曲の解釈は君の自由だから」と言っていましたね(意訳だけど) 

ユンギさんの本当のことは何も知らないけれど、きっとこの距離がアーティストとファンの関係で一番幸せなんだろうなと最近しみじみ感じます。ユンギさんがそうしてくれたからどうかユンギさんにとってもそうであってほしいです。(重…)

 

そして何度でも言うけれど貴方の言葉を心から信頼しています。

 

 

 

____

 

 

アイドル志望でなかったあなたが

アイドルを続けている今。

2020年のSUGAさん、お誕生日おめでとうございます。

 

 

 

 

 

また一年後のこの日にお祝いできますように。

 

 

 

 

 

愛してる!

 

 

 

 


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190101

 

 

 

好きな人の命日。

 

今年一年泣いてばかりだった。

悲しみに底がありますように、と願う一方

この涙が枯れませんように、と密かに祈った。

 

忘れることはできない。

存在を薄めることもできない。

けれど、あの時の異様な悲しみだけは月日が経つにつれて少しずつ和らいでいった。

 

この悲しみに耐えられるのか?と思っていた朝

1年経った今耐えられているよ。

 

それでもまだ、写真や動画を見返すと

信じられなくて、実感も共に薄れていくようだ。ちゃんと見送ったのにまた理解が出来なくなった。

 

涙は溜まる一方で

流れない。

 

 

今何しているのだろう。

安らかに穏やかに過ごしていますか。

 

私は泣きたいような泣きたくないようなそんな日を重ねているよ、来年はもっと実感が薄まっているのだろうか。

 

 

寂しい。

 

 

どうか穏やかでいて。

また夢の中で会えたら。

 

ARMYの私が13人から詩を貰った日。

 

 

 

 

11月8日、初めてセブチのコンサートに行ってきた。

 

決まったのは前日。有難いことに友人からチケット余ってるから一緒に行かない?と誘われ、急遽行くことに。SEVENTEENのことは詳しくないけれどとても魅力的なグループなんだろうなということは、周りの声から感じていた。

 

実際YouTubeの関連動画で出てくるバラエティ番組やMVはとても頭に残る。一度見聞きしただけでもっと違うコンテンツを見てみたい!と思わせるような魅力があるのだ。その時にちゃっかり名前も覚えてしまったし……(沼…!)

 

 

 

 

 

けれど歌は数曲しか知らなかった。(言行一致が好き)いくら付き添いとは言えそんな状態で彼らのコンサートに行っていいのか……浮かないだろうか……と前日に最新アルバムを詰め込みながら心配していたのだけれど、開演してしまえばそれは杞憂だったのだと思わせてくれる位オープンで楽しいものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、自己紹介が可愛い。

ジョシュアさんがジェントルマンで

ホシくんが王子様、カラットの皆が嬉しそうにコールしてるのを見てうわ〜〜まじもんの王子様たちやん……!と初っ端から浮かれてしまった。王子様!と聞こえる度にホシくんが口を鳴らしながらハートを何度もくれるものだからこんな贅沢ある…?大丈夫…?みたいな気持ちにさえなった。愛し愛されの可視化……。

 

 

 

 

___________________________________

 

 

 

そんな甘い香りが漂う自己紹介から一転、次々と進むコンサートに盛り上がりが加速する。

その速度と比例して13人ひとりひとりに対して次々と感情が湧いてくる。

曲が進むにつれて、あの人のここすごいかっこいい、綺麗、おもしろい、可愛いが全員分頭に入ってくるのだ、最初に整理していきたい。

 

 

 

 

 

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💎

 

 

 

スングァンさん、トークがめちゃくちゃ面白い.....のに、パフォーマンスになると急に格好良くなる。歌声の透明度が高すぎる、火を通したビー玉みたいに綺麗……。

 

ドギョムさんもお笑いのセンスすごすぎない?柔らかく誰も傷つけない雰囲気がすごく素敵、踊ってる時は急に色気を味方にするのでダメです(最高です)

 

ディノくん、昨日は体調不良で欠席していたらしい。皆さんに一刻も早く会いたくて!と力強く話し、空白の一日を埋めるような凄まじいダンスを披露していた。MCではお兄さんたちにとても可愛がられていてほっこり…可愛い...!ベレー帽似合ってる可愛い...!

 

 

ジョシュアさんはジェントルマンもそうだけど、本物の王子様みたい。天の川渡って来たって言われても納得する。ふわふわの前髪の隙間から見える切なく潤った目が忘れられない。儚い薫りが鼻をくすぐる。

 

 

エスクプスさん、色気が只者じゃない、照明に照らされた真っ黒な髪と真っ白な肌のコントラストに目が眩んだ。紫のスポットライトを浴びながら淡々とラップをする姿はまるで堕天使。

 

 

バーノンさんのラップは物凄くドツボ。正直一番印象に残っている。力強くただここにいる、ただここから届けている、それだけだ。みたいな、言葉少なに響く重圧。カッコイイ。

 

 

 

THE 8さんは彼にしかない雰囲気があって、彼が歌う度、画面に映る度に空気が引き締まるようで思わず息を飲んだ。目を凝らしてしまったら最後。ずっと彼だけ見てしまう。

緑葉に滴るつめたい雨のような妖艶さがある人。でも話し声は可愛い。ギャップ〜!

 

 

ジュンさんも同様に独特な世界観を持っている人だと感じた、そこにいるだけで圧倒的な存在感。ジュンさんの背景だけが澄み切った青と黒に変わる。

普段の感じを知らないため彼はクールな人なの?と友人に聞くとそういう訳では無いよ〜とかえってきてますます分からなくなった。分からない、と思わせる人って魅力的な証拠だよな。あと最初の自己紹介でのお辞儀が物凄いジェントルマン……!(どういう感想...?)

 

 

ミンギュさんは最後のメントを全部日本語で話していて、しかも在り来りな言葉でなく彼が本当に思ったんだろうな...というような言葉でカラット達に愛を伝えていた。重ねる事は双方に失礼かもしれない、と理解しながらも彼のステージでの雰囲気は何となくテヒョンと同じようなものを感じた。余裕のあるひとみ、挑発的な眉の動き。知らない間に好きになってる、って感じ...。

 

 

ウォヌくん、ホシくん、ウジくんはコンサート行く前から気になっていたので画面に映る度に雄叫びをあげていたのだけれど(キモ...)生で見ると何倍もかっこよかった。ウォヌくんの人よりほんの少し低い平熱がラップの時になるとガンっと温度が上がる感じとか、ホシくんが踊るとホシくんにしか目がいかないようにさせてしまうのとか、ウジくんの伸びる歌声と圧倒的なオーラとか。沼!先生!!!沼です!!!

 

 

ジョンハンさんは、一緒に行った友人が推しだったのと、周りの人がほぼジョンハンペンだったのもあり周りの歓声がすごすぎる...!!!カリスマスターだ……!!!という印象が残ってる(?)彼が歌う度にドっと沸くのもすごくわかる、と静かに頷いた。異世界感がすごい。

 

 

 

(終)

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ひとりひとりに沸きながら、全体を通して感じたのは一回のコンサートで披露する曲の雰囲気の多様さ。KPOP自体まだ深く知らないし、超にわかだからそう感じるのかもしれないけれど。13通りの魅力が頭に残る理由はこれも影響しているのだろう。

 

 

 

ワイワイ!楽しいね!と騒ぎあったかと思えば全員黙らせる程美しいバラード曲になるし、今度はポップでカラフル且つメンバーたちの戯れを母の人格で見てしまう程可愛い曲に……!と思った途端、ゴリゴリのヒップホップで会場沸かせてしまう。シックで謎解きのようなストーリー性もあれば、静謐な月光に照らされながらひとつの演舞を見ているような気持ちになる曲もある。

この恐るべき高低差、Twitterのリプでも貰ったけれど初見でも全く飽きない、同じ場所にいるのに13人が様々な場所に連れ出してくれるようなそんな感覚。カラットの皆はこんなにたくさんの景色を13人と共に見ているんだな。としみじみ思った。

 

 

 

そんなカラットの皆さんはとてもあたたかかった。ファンダムをまとめて語ることは絶対に出来ないのだけれど、実際近くにいたファンの人がとても優しかったのだ、賑やかで明るくキラキラしていた。

開演前、隣の方にすみませんティッシュありますか?と聞かれ、偶然持ち合わせていたので何となく渡したのだけれど、たったそれだけで、これ良ければ…!と可愛らしいお菓子の詰め合わせを頂いた。しかも友人の分まで。(これはファンがどうこうというより人として素敵だなという事でもある)

そして公演中は、客席にいた1人の少年にメンバーたちが話しかけると、その子の声が聞こえるように会場が一瞬で静まった。マイクは無かったのに後ろまでその声が届いた。格別大きな声を出していた訳でもない、会場がこんなにも広く大勢の人で溢れかえっているのに、聞こえるのは男の子の小さな声だけ。正直びっくりした。

まるで誰もいないのに温かな体温だけが確かにそこにあるかのような、そんな空間だった。当たり前のことかもしれないけれど、メンバーの問いかけやひとりの子の声を大事にできることがこんなにも心に響くのだなとひとつ発見することができた。

 

 

それからその少年だけでなく、何回かメンバーは客席にいる人に話しかけ、会話をしていた。マイクを通して会話が伝わってきて、エッ凄…!良かったね…!と何度も連呼した。(誰目線なの?)

大勢の中のひとりだった人が一瞬で特別になれてしまう、そんな魔法みたいな空間がこの2万人弱いるコンサートの中であるんだな。そしてその可能性は誰にだってあって、むしろ会話してる子が私!という気持ちになる位リアルで距離が近い空間なんだな、と身をもって感じた。

 

 

 

最後、トロッコで回ってくる時もひとりひとり目を合わせるように見つめるエスクプスさんと、ミンギュさん。ばちばち特定の子に向けて(るであろう)ファンサをしていてうわあ…また特別を抱える人が増えた!と騒いでしまった。

 

ホシくんやウォヌくんも遠くを見つめるというより、近くにいる人をしっかりみてニコニコ手を振っていた。(ウォヌくんの緑の髪がキラキラしていて目が離せなかった)

ウジくんとバーノンさんは一番端の客席エリア?をずーーっと見ながら手を振っていた。目を合わせる人数はどうしても限られてしまうけれど、そのぶんひとつひとつがずしんとくるものなんだろう。

 

終わりのメントでも、ホシくんは「端っこの人は今日一日見えずらかったろうに、来てくれてありがとう(意訳)」と何度も言っていて、ウジくんは「さっきトロッコで回った時、ひとりのお父さんがいらっしゃって、娘さんか奥さんかわからないけれど一緒に盛り上がってくれてるのを見て嬉しかった(意訳)」と本当に嬉しそうに言っていて、ああこの人たちの目にはちゃんとひとりずつ映っていて、大勢の光も個人の光も見出してくれる人達なんだなあ、と胸がぎゅっとなった。

 

 

 

光で胸がいっぱいになったまま、最後のアンコール曲。very nice!めちゃくちゃ盛り上がる。何コレ。一人のファンの子(スングァンペン)○○ちゃんにインタビューして歌わせてからのvery nice!するし「ヒョン、○○ちゃんより声が小さかったですよ〜!」と推し(スングァン)から名前を呼ばれる○○ちゃん。どこまでも幸せな空間。

 

これ本当に最後だよ〜!あんにょーん!と手を振り、ステージの方へ歩いていく途中でまたvery nice!!!!

 

13人が一列に並んで挨拶して本当のサヨナラ〜からの扉が閉まるのに、何故か取り残されるミンギュ。そこからまた皆出てきてvery nice!!!!

何分やってたんだろう……あんな楽しいアンコールあるんだね……。最後が何度もあるのは、別れの寂しさを和らげる最大の方法なのだと気付いた日だった。

 

 

 

帰り道でも、帰宅して家の扉を開けた時も、もしかしたらvery nice!!!!!と叫びながらメンバーが出てくるのではないか?という気持ちになる程。(盛りすぎ)

 

 

 

 

 

 

 

サヨナラより「また会おう」がより現実的で、明るく終始光に充ちたライブだった。

ODE TO YOU、13人から頂いた美しい詩を、きっと何度も思い返すであろう詩を、頭の片隅で大切に隠し持っておきたい。

 

 

 

 

 

 

是非また行きたいな、

SEVENTEENの皆さんありがとうございました。とってもとっても楽しかった!

 

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11.08 

SEVENTEEN WORLD TOUR〈ODE TO YOU〉IN JAPAN

幕張メッセ国際展示場4-6ホール

 

 

 

 

 

 

 

特別な夏への反抗心

 

 

 

 

 

あっつ。

暑すぎる。何をやっても「暑い」しか浮かんでこないし何よりも頭が朦朧とする。何も考えなくて済むのはそうだけどそこにイライラも付加されるから結局ぽっかり穴が空いた不快感だけがそこにある。夏はあまり好きじゃない。

 

 

 

冷房はなんだかこんな駄目人間が使ってはいけないような気がして中々つけようと思えないんだけど、さすがに身の危険を感じるこの暑さ。まぁこのまま死ねれば楽かなとも思ったりして。こういう時でさえいつでもどこでも希死念慮は私の身体の真ん中でしたり顔して佇んでいるのか、と思うと嫌になる。

もうずっと私の生活の中心が「いつ死ねるか?どう死ねるか?」という考えなのがとっても疲れる。大好きな推しのことを考えても満たされなくなった時、ひどい空虚な空間に放り出されたような感覚になる。真っ暗な空間の中でスマホの光だけが光っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏を思い出す、

 

幼少期、旅行に行く前夜、ワクワクしながら身体より大きなバッグにたくさんの人形をつめていたこと。

 

近所の友達を呼んで手持ち花火をしたこと。全部なくなると最後にはあおいちゃんのお父さんがチャッカマンを持ってきて小さな箱に火をつけた途端、しゅわしゅわと金魚の大群が空を翔るみたいに小さく花火が打ち上がったこと。シメの線香花火は蚊に刺されて眠かったこと。

 

夏休み中2回だけ夜に食べたかき氷が特別な宝石みたいだったこと。

 

友達と少し背伸びして電車でちょっと遠いショッピングモールに行ったこと。まだ全然盛れないプリクラが甘酸っぱい思い出だった。

 

 

 

 

 

 

 

夏に戻る、

 

キラキラしているように見えたものは、歳を重ねる度に輝きを失ってゆく。過去の『特別』を今ここに立っている私が指をくわえながらみている。半分の諦めと半分の虚栄心で。

確証をもてなくなった自分の将来と、変わり果てた価値観を宙ぶらりんにして、過去の自分に慰められた気になっている。

 

 

 

久しぶりに友人と会った時、幸せなふりができなくなっていたことに気付いた。喜ぶのも笑うのも全部他の誰かが動かしてるみたいにぎこちなくそして光がなかった。友人がそれに気付いていたかはわからないけれど、自分自身がそれに気付いてしまったらもうダメなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏がある、

 

もう手元には胸が高鳴るような鮮やかな夜はないけれど、それでも私はそれを捨てることが出来ずに持ち続けている。一人蛍光灯の下で。ベッドの上で溶けながら。

 

 

たまらず叫び出しそうになった日は、

外に出て道路に寝っ転がろう。

綺麗なものなんか見なくていい、自分の薄汚れが照らされてしまうなら地べたで一緒に這いずり回ろう。

摂食で狂いそうになったら一緒に散歩しよう、何も食べなくたっていい。

イライラしたらかき氷食べよう、特別な宝石に見えなくたって美味しいものは美味しいから。

 

 

 

変な目で見られたって今この場で生きてる、それだけでいいよね。生きる意味なんてないと言われたって手持ち無沙汰でよくわからなくなるから適当に探そう、手を握って蒸し暑い夜を死にてーと叫びながら歩こう そんな夜が欲しい

 

 

 

誰に宛てるでもなく、誰かへ宛てた

自分のための夏への反抗心

 

 

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まあ、早く終わってくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

離れていても届いてる

 

 

防弾の握手会に行ってきた。前回はシングルを買うことすら嫌で、の癖にレポが流れてくるとめちゃくちゃでかい溜息をつくという超アンビバレントな感情を持ちながらその日をやりすごしたのだけれど、時間が経って気持ちも落ち着いて握手会行ってみたいな、という気持ちに自然となった。

まあ何枚か買えば当たるでしょ、と気楽に考えていたから第一次の大量の落選メールには正直血の気が引いた。舐めていた完全に舐めていた。気付けば外れる度にCDを買っていたしあの時の感じは今でも怖いなと思う。オタク人生で初めて「積む」という経験をした。ギャンブルと何ら変わんないな、とも薄々感じてた。周りの人はあまり買っていなかったからちょっと馬鹿なことをしているような気持ちにもなったけれど、一目会えて会話できるならなんだってよかった。

そして何度目かの当落。8時きっかりに届いたメール、結果はVさんとJINさんだった。

一気にふたつ当たることってあるんだ、驚きと興奮でつい誰もいない部屋の中で飛び跳ねながら泣いた。気持ち悪。

 

そんな気持ちも束の間、私は前日まで気が病んでいた。まあいつものことだろと言われたらそれはそう、と返すしかないけれど。この当落前くらいまでは一年ぶりの勢いで心身が安定していて「希死念慮が見事になくて珍しいな〜」と思っていた矢先、体調をめちゃくちゃ壊した。

なんとか治った後も気持ちは元にいた場所に連れ戻されずっと死にたいなぁと唱え続け、また同じタイミングで推しに対しての激重な感情が湧き出てくるもんだからまぁ地獄。文字で見ると安っぽいでしょう?私もそう思う。でも涙は止まらなかった。

 

当日、のそのそ名札を作ってメイクをして家を出る。バスの窓に映る自分の顔が気持ち悪くて反吐が出そうだった。会場に着くと人が沢山いて、人生で絶対関わることは無いだろうな、みたいな人ばかりでとても不思議な感じがした。

集合時間になって、並んでると目の前にVという紙が見えてマジで握手するんか…という訳分からん感情になった、そんな訳分からん感情のまま流水のように列が進んで、気が付いたら目の前にキムテヒョンがいた。ふわっと握手したなと思った瞬間もう身体はブースの外。スムーズすぎる一連の流れ、夢でも見ていたのか?

ホールを出るまでゆっくり歩きながらさっき見た0.5秒を反芻する。口は自然と開いていた。さぞ気色悪い表情だっただろう。でも顔を作る余裕なんてなかった。出てくる人達はだいたい泣いていてそんな人たちを見る度に私はこれは醒めない夢を見ているんだ、という冷静な感情になった。全然意味がわからない。

 

そのまま休む暇なくJINさんの部へ。先程の口溶けが良すぎる時間のおかげで緊張する暇さえなかった。ただ隣がSUGAさんだったため、「あそこに並んでいる人達は皆これから私の推しと握手するんだ」と思うとちょっとだけ気持ちが淀んだ。そんな自分が嫌で、お前これからワールドワイドハンサムと握手するんやぞ、と自分を叱責し、握手までの時間を待った。その時間ずっと隣の子が口をパクパク動かしていて、おそらく喋る練習をしていたのだと思う。とても可愛かった。私は何を喋ろう?

決めないままもう次の番になって、あれよあれよとジンさんの前に立った。ブースに入った瞬間時間の流れが遅くなるようなそんな感覚がしっかりあった。ゆっくり歩き出しゆっくり手に触れ、やっとの思いで出てきた言葉は「…大好きです」…何ともありきたり!

ジンさんは間を置くことなく同じ言葉を返してくれた。よく分からなかった。そこからブース外に出るまでの記憶が本当に無い。ただ私の前にジンさんと握手していた女の子が腰を抜かし口元を抑えたまま突っ立っていて、そんな彼女と自然と目が合った。その瞬間私達は初対面にもかかわらず肩に手を置いて声をかけあった。並んでいる時は一言も話さなかったのに。不思議だなぁ。

ホールを出るまでの道のりが先程とはまた打って変わって別の夢見心地だった。私の身体なのに私のものじゃないみたいな。多分名札を大好きな子の名前で行ったからだと思うけど。咄嗟にTwitterで繋がっているジンさん推しの人達の顔が浮かんできて、こんな素晴らしい人間を推してる人達すげえなぁ…と改めて思った。そういうふうに思わせるジンさんもすごいんですけどね…。

 

帰り道もふわふわしていて、一気に世界の防弾少年団のメンバー2人と握手して会話したという事実が頭にこびりついて上手く処理ができなかった。推しと握手したかったとか、もうそういう次元ではないのだ。多分あれがユンギさんならその日のうちに自害している。

 

日本で生まれ普通に生きてきた20歳、防弾少年団の曲を毎日のように聞いて自分を鼓舞してきた。映像で見て耳で聞いて、ライブでは遠くの場所でキラキラ光っている別次元の韓国のアイドル達、普通に生きてたら関わることなんてない存在。そんな人達と私の人対人の数秒がちゃんと存在していた。本当にこんなことがあるんだな、と涙は出なくとも心の奥底が潤うような感覚があった。

 

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次の日からはまた普通の毎日で、Twitterの文字を遡ったりする内にまた気分は元の位置に戻った。正直あの瞬間を思い出して毎日頑張れるほど器用な人間ではないから。そして何となくFACE YOUR SELFのDVDを見てたらDNAの時の握手会の様子が収録されていて、流れるように次々と握手していくメンバーを見てあぁ私は本当にあの中のたった一人でしかなかったのだな、と少しだけ傷ついたりもした。当たり前なんだけどね。

 

それでも、あの数秒がきちんと頭に記憶されてかけがえのないものになったことは事実だ、誰にバカにされても私はああいう瞬間がまだあるのなら生きてみようかなぁ等と柄にもなく思う。次があることが当たり前ではないけれど、弱い人間はそんな希望を少しなら抱いてもいいんじゃないか。

そしてその夜に聞いたLightの最後「離れていても届いてる」という歌声を以前の何倍も噛み締めた。いつかまた届いたらいいな、そう思う。

 

 

離れていても届いてる。

 

 

___________________________

 

190716

 

 

人生に疲れた日と君

 

 

 

 

 

 

てを投げ出したくなる夜、感情を使うことに疲弊してただ頭に砂嵐を流す帰り道、泣きたいのに涙は出てこないベッドの上、そして自分が自分であることに疲れてしまった日。

 

私はSong Requestを一番初めに聴く。

 

 

https://music.apple.com/jp/album/song-request-feat-suga/1450149269?i=1450149270

 

 

無責任な励ましや同情が無く、ゆく宛のない自己嫌悪の隣に座ってくれる。そして自身の地獄から届ける労いと願いはまるで一筋の光のようだ。

車の中でぼうっと聴くのも、ベッドの中で一字一句大切に聴くのもどちらも私にとって心地よい。

 

 

 

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「あなたの感情の友であり時には家族」

「時々少し休みたい時、誰かと一緒にいるのに寂しさに埋もれる時、思い出に酔って誰かを吐き戻す時」

ーその時僕は初めて君の音楽になった

 

 

疲弊と虚しさと取り戻せない時間、そこから生まれる愛おしさと増長する悲しみ。

単なる“辛さひとつ”を拾うのではなくて辛さから生まれた破片、つまり他方に散らばってしゃがみこんでいる「孤独」「虚無感」「哀愁」などを丁寧に拾い集めている。繊細な瞬間を表すことができるのは彼が同様に繊細であるからだろうな、

 

そんな僕達の涙を、音楽という名の手で背中を撫でてくれる彼なりの誇張の無いあたたかさが好き。「あなたの家族」 ではなく 「あなたの“感情の”家族」だと言ってくれるところも。いつだって嘘がないんだよな、彼は…。

(婚姻届にも♡サインしてくれるし………)

 

 

 

 

 

 

イ・ソラさんが歌うように、窓の外では雨が降っていてどうにも寂しいこの夜、胸が息苦しいこの夜に代わりに泣いてくれる歌がSUGAさんなんだ。それこそ偶然ラジオで流れ出すみたいに、それにしてはどうも優しすぎる位に私の欠けた部分に染み込んでくるのはいつも彼の言葉。

 

 

 

 

私にとっての春であり冬、終わりであり始まり、幸せであり魂。そして子守唄。

誰かにとって僕は、と歌うけどユンギさんは相反するものどちらの要素も持っているから私にとっては全部。

私の孤独な冬の中に佇む春だし、終わりも始まりも貴方がいいな、そしてきっとそう感じている人は沢山いるのではないかな。

 

 

 

 

 

私みたいな欠落者にも見える光がまだあって、見据える先が怖くとも大丈夫だ、と背中越しに教えてくれてありがとう。

彼の声が騒音に聞こえるその日まで、まだまだ頼らせて代わりに泣いてほしい。

 

 

 

そしてそんな日が来るのがもっともっと先でありますように、と願いながら今日も眠るよ。

 

 

 

明日はいい日になるといいな。