ARMYの私が13人から詩を貰った日。

 

 

 

 

11月8日、初めてセブチのコンサートに行ってきた。

 

決まったのは前日。有難いことに友人からチケット余ってるから一緒に行かない?と誘われ、急遽行くことに。SEVENTEENのことは詳しくないけれどとても魅力的なグループなんだろうなということは、周りの声から感じていた。

 

実際YouTubeの関連動画で出てくるバラエティ番組やMVはとても頭に残る。一度見聞きしただけでもっと違うコンテンツを見てみたい!と思わせるような魅力があるのだ。その時にちゃっかり名前も覚えてしまったし……(沼…!)

 

 

 

 

 

けれど歌は数曲しか知らなかった。(言行一致が好き)いくら付き添いとは言えそんな状態で彼らのコンサートに行っていいのか……浮かないだろうか……と前日に最新アルバムを詰め込みながら心配していたのだけれど、開演してしまえばそれは杞憂だったのだと思わせてくれる位オープンで楽しいものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、自己紹介が可愛い。

ジョシュアさんがジェントルマンで

ホシくんが王子様、カラットの皆が嬉しそうにコールしてるのを見てうわ〜〜まじもんの王子様たちやん……!と初っ端から浮かれてしまった。王子様!と聞こえる度にホシくんが口を鳴らしながらハートを何度もくれるものだからこんな贅沢ある…?大丈夫…?みたいな気持ちにさえなった。愛し愛されの可視化……。

 

 

 

 

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そんな甘い香りが漂う自己紹介から一転、次々と進むコンサートに盛り上がりが加速する。

その速度と比例して13人ひとりひとりに対して次々と感情が湧いてくる。

曲が進むにつれて、あの人のここすごいかっこいい、綺麗、おもしろい、可愛いが全員分頭に入ってくるのだ、最初に整理していきたい。

 

 

 

 

 

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スングァンさん、トークがめちゃくちゃ面白い.....のに、パフォーマンスになると急に格好良くなる。歌声の透明度が高すぎる、火を通したビー玉みたいに綺麗……。

 

ドギョムさんもお笑いのセンスすごすぎない?柔らかく誰も傷つけない雰囲気がすごく素敵、踊ってる時は急に色気を味方にするのでダメです(最高です)

 

ディノくん、昨日は体調不良で欠席していたらしい。皆さんに一刻も早く会いたくて!と力強く話し、空白の一日を埋めるような凄まじいダンスを披露していた。MCではお兄さんたちにとても可愛がられていてほっこり…可愛い...!ベレー帽似合ってる可愛い...!

 

 

ジョシュアさんはジェントルマンもそうだけど、本物の王子様みたい。天の川渡って来たって言われても納得する。ふわふわの前髪の隙間から見える切なく潤った目が忘れられない。儚い薫りが鼻をくすぐる。

 

 

エスクプスさん、色気が只者じゃない、照明に照らされた真っ黒な髪と真っ白な肌のコントラストに目が眩んだ。紫のスポットライトを浴びながら淡々とラップをする姿はまるで堕天使。

 

 

バーノンさんのラップは物凄くドツボ。正直一番印象に残っている。力強くただここにいる、ただここから届けている、それだけだ。みたいな、言葉少なに響く重圧。カッコイイ。

 

 

 

THE 8さんは彼にしかない雰囲気があって、彼が歌う度、画面に映る度に空気が引き締まるようで思わず息を飲んだ。目を凝らしてしまったら最後。ずっと彼だけ見てしまう。

緑葉に滴るつめたい雨のような妖艶さがある人。でも話し声は可愛い。ギャップ〜!

 

 

ジュンさんも同様に独特な世界観を持っている人だと感じた、そこにいるだけで圧倒的な存在感。ジュンさんの背景だけが澄み切った青と黒に変わる。

普段の感じを知らないため彼はクールな人なの?と友人に聞くとそういう訳では無いよ〜とかえってきてますます分からなくなった。分からない、と思わせる人って魅力的な証拠だよな。あと最初の自己紹介でのお辞儀が物凄いジェントルマン……!(どういう感想...?)

 

 

ミンギュさんは最後のメントを全部日本語で話していて、しかも在り来りな言葉でなく彼が本当に思ったんだろうな...というような言葉でカラット達に愛を伝えていた。重ねる事は双方に失礼かもしれない、と理解しながらも彼のステージでの雰囲気は何となくテヒョンと同じようなものを感じた。余裕のあるひとみ、挑発的な眉の動き。知らない間に好きになってる、って感じ...。

 

 

ウォヌくん、ホシくん、ウジくんはコンサート行く前から気になっていたので画面に映る度に雄叫びをあげていたのだけれど(キモ...)生で見ると何倍もかっこよかった。ウォヌくんの人よりほんの少し低い平熱がラップの時になるとガンっと温度が上がる感じとか、ホシくんが踊るとホシくんにしか目がいかないようにさせてしまうのとか、ウジくんの伸びる歌声と圧倒的なオーラとか。沼!先生!!!沼です!!!

 

 

ジョンハンさんは、一緒に行った友人が推しだったのと、周りの人がほぼジョンハンペンだったのもあり周りの歓声がすごすぎる...!!!カリスマスターだ……!!!という印象が残ってる(?)彼が歌う度にドっと沸くのもすごくわかる、と静かに頷いた。異世界感がすごい。

 

 

 

(終)

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ひとりひとりに沸きながら、全体を通して感じたのは一回のコンサートで披露する曲の雰囲気の多様さ。KPOP自体まだ深く知らないし、超にわかだからそう感じるのかもしれないけれど。13通りの魅力が頭に残る理由はこれも影響しているのだろう。

 

 

 

ワイワイ!楽しいね!と騒ぎあったかと思えば全員黙らせる程美しいバラード曲になるし、今度はポップでカラフル且つメンバーたちの戯れを母の人格で見てしまう程可愛い曲に……!と思った途端、ゴリゴリのヒップホップで会場沸かせてしまう。シックで謎解きのようなストーリー性もあれば、静謐な月光に照らされながらひとつの演舞を見ているような気持ちになる曲もある。

この恐るべき高低差、Twitterのリプでも貰ったけれど初見でも全く飽きない、同じ場所にいるのに13人が様々な場所に連れ出してくれるようなそんな感覚。カラットの皆はこんなにたくさんの景色を13人と共に見ているんだな。としみじみ思った。

 

 

 

そんなカラットの皆さんはとてもあたたかかった。ファンダムをまとめて語ることは絶対に出来ないのだけれど、実際近くにいたファンの人がとても優しかったのだ、賑やかで明るくキラキラしていた。

開演前、隣の方にすみませんティッシュありますか?と聞かれ、偶然持ち合わせていたので何となく渡したのだけれど、たったそれだけで、これ良ければ…!と可愛らしいお菓子の詰め合わせを頂いた。しかも友人の分まで。(これはファンがどうこうというより人として素敵だなという事でもある)

そして公演中は、客席にいた1人の少年にメンバーたちが話しかけると、その子の声が聞こえるように会場が一瞬で静まった。マイクは無かったのに後ろまでその声が届いた。格別大きな声を出していた訳でもない、会場がこんなにも広く大勢の人で溢れかえっているのに、聞こえるのは男の子の小さな声だけ。正直びっくりした。

まるで誰もいないのに温かな体温だけが確かにそこにあるかのような、そんな空間だった。当たり前のことかもしれないけれど、メンバーの問いかけやひとりの子の声を大事にできることがこんなにも心に響くのだなとひとつ発見することができた。

 

 

それからその少年だけでなく、何回かメンバーは客席にいる人に話しかけ、会話をしていた。マイクを通して会話が伝わってきて、エッ凄…!良かったね…!と何度も連呼した。(誰目線なの?)

大勢の中のひとりだった人が一瞬で特別になれてしまう、そんな魔法みたいな空間がこの2万人弱いるコンサートの中であるんだな。そしてその可能性は誰にだってあって、むしろ会話してる子が私!という気持ちになる位リアルで距離が近い空間なんだな、と身をもって感じた。

 

 

 

最後、トロッコで回ってくる時もひとりひとり目を合わせるように見つめるエスクプスさんと、ミンギュさん。ばちばち特定の子に向けて(るであろう)ファンサをしていてうわあ…また特別を抱える人が増えた!と騒いでしまった。

 

ホシくんやウォヌくんも遠くを見つめるというより、近くにいる人をしっかりみてニコニコ手を振っていた。(ウォヌくんの緑の髪がキラキラしていて目が離せなかった)

ウジくんとバーノンさんは一番端の客席エリア?をずーーっと見ながら手を振っていた。目を合わせる人数はどうしても限られてしまうけれど、そのぶんひとつひとつがずしんとくるものなんだろう。

 

終わりのメントでも、ホシくんは「端っこの人は今日一日見えずらかったろうに、来てくれてありがとう(意訳)」と何度も言っていて、ウジくんは「さっきトロッコで回った時、ひとりのお父さんがいらっしゃって、娘さんか奥さんかわからないけれど一緒に盛り上がってくれてるのを見て嬉しかった(意訳)」と本当に嬉しそうに言っていて、ああこの人たちの目にはちゃんとひとりずつ映っていて、大勢の光も個人の光も見出してくれる人達なんだなあ、と胸がぎゅっとなった。

 

 

 

光で胸がいっぱいになったまま、最後のアンコール曲。very nice!めちゃくちゃ盛り上がる。何コレ。一人のファンの子(スングァンペン)○○ちゃんにインタビューして歌わせてからのvery nice!するし「ヒョン、○○ちゃんより声が小さかったですよ〜!」と推し(スングァン)から名前を呼ばれる○○ちゃん。どこまでも幸せな空間。

 

これ本当に最後だよ〜!あんにょーん!と手を振り、ステージの方へ歩いていく途中でまたvery nice!!!!

 

13人が一列に並んで挨拶して本当のサヨナラ〜からの扉が閉まるのに、何故か取り残されるミンギュ。そこからまた皆出てきてvery nice!!!!

何分やってたんだろう……あんな楽しいアンコールあるんだね……。最後が何度もあるのは、別れの寂しさを和らげる最大の方法なのだと気付いた日だった。

 

 

 

帰り道でも、帰宅して家の扉を開けた時も、もしかしたらvery nice!!!!!と叫びながらメンバーが出てくるのではないか?という気持ちになる程。(盛りすぎ)

 

 

 

 

 

 

 

サヨナラより「また会おう」がより現実的で、明るく終始光に充ちたライブだった。

ODE TO YOU、13人から頂いた美しい詩を、きっと何度も思い返すであろう詩を、頭の片隅で大切に隠し持っておきたい。

 

 

 

 

 

 

是非また行きたいな、

SEVENTEENの皆さんありがとうございました。とってもとっても楽しかった!

 

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11.08 

SEVENTEEN WORLD TOUR〈ODE TO YOU〉IN JAPAN

幕張メッセ国際展示場4-6ホール