どうとも思ってない人の死から約1ヶ月、感情の表面だけをなぞることが増えた。その感触は平坦であるはずなのに、ふとした時に涙だけはしっかり流れる、特別好きだったわけでは無いのに

 

その人の分も強く生きなきゃだめだよ、という旨の呟きを見ながらその人の代わりに死んであげたかったなと思う 

誰からも愛され才能がある人だったな

 

気づいたらその人のことを考えない日は無かった。人の死を美談にする言葉が大嫌いで仕方がなくなった。亡くなってから初めて好きになってしまった、どうでもいいままで終われていたらどれだけ良かったんだろう

死は美しいと思ってたけどそれはどうでもいいから美しいのであって身近にある死は死でしかないんだな、と今更ながら思った

 

 

 

生きたい人には生きてて欲しいよ

不慮の事故なんて、そんなことってないじゃん

 

 

うまく言えないしそれ以上でも以下でもないのだけど、貴方の死から感情がごった返しだ

忘れる忘れないとか立ち直るとかそういうものじゃないな。ただただこの色は薄めたくないと思う、そんな夜

 

安らかになんて眠ってないでね